著作権と引用
ものすごく専門的な知識がある訳ではないのだが、全く専門外でもないので、ダラダラと書いてみた。
ブログを書いていると、ネット上で見かけた記事などを参考にして何か書きたくなることが多い。「ここではこういう風に書いてあって、自分の思うところはこうである」とか、そんな感じ。
そう言う時に気になるのが、と言うか気にしなくてはならないのが、著作権と言うモノと引用と言うモノ。
著作権と言うのは、特許権とか商標権と違って、文化的創作物を保護するための権利。絵画、写真、文章、音楽などがコレにあたる。
例えばドクター中松はいろんなモノを発明して特許を取っているが、僕がスゴイコラを作った写真を撮ったり文章を書いたからと言って、発明品ではないので、特許は取れないし特許権では保護されない。
こう言う時の作者の権利を守ってくれるのが著作権。
著作権と言うのは簡単に言うと、日本を含めた多くの国で文化的創作物の作者死後50年間は、作者及び親族がその創作物についての権利を持ってるから、勝手に使ったりしたらダメよ、罰せられるよ、と言うことだ。
著作権については、著作権情報センターと言うところに、詳しく、解りやすく書いてある。
ちなみに、この著作権が切れて自由に使えるようになった著作物を無料で提供している有名どころが、青空文庫。
そんな死後50年経っても名が残っている明治の文豪のような有名作家様でなくても、大手のサイトから個人のサイト・ブログにいたるまで、ネット上の文書や画像にも、この著作権と言うのは適用されるので、勝手に他人や他サイトの文書や画像を自分のところで使ってはいけない。
しかし、それじゃぁ、あまりにも不自由。
俺達の浦和レッズの試合後のコメントとかを一部拝借して、鼻息も荒くブログを書くこともできない。
そんな時のためにあるのが「引用」と言うモノ。
ブログを書いていると、ネット上で見かけた記事などを参考にして何か書きたくなることが多い。「ここではこういう風に書いてあって、自分の思うところはこうである」とか、そんな感じ。
そう言う時に気になるのが、と言うか気にしなくてはならないのが、著作権と言うモノと引用と言うモノ。
著作権と言うのは、特許権とか商標権と違って、文化的創作物を保護するための権利。絵画、写真、文章、音楽などがコレにあたる。
例えばドクター中松はいろんなモノを発明して特許を取っているが、僕がスゴイ
こう言う時の作者の権利を守ってくれるのが著作権。
著作権と言うのは簡単に言うと、日本を含めた多くの国で文化的創作物の作者死後50年間は、作者及び親族がその創作物についての権利を持ってるから、勝手に使ったりしたらダメよ、罰せられるよ、と言うことだ。
著作権については、著作権情報センターと言うところに、詳しく、解りやすく書いてある。
ちなみに、この著作権が切れて自由に使えるようになった著作物を無料で提供している有名どころが、青空文庫。
そんな死後50年経っても名が残っている明治の文豪のような有名作家様でなくても、大手のサイトから個人のサイト・ブログにいたるまで、ネット上の文書や画像にも、この著作権と言うのは適用されるので、勝手に他人や他サイトの文書や画像を自分のところで使ってはいけない。
しかし、それじゃぁ、あまりにも不自由。
俺達の浦和レッズの試合後のコメントとかを一部拝借して、鼻息も荒くブログを書くこともできない。
そんな時のためにあるのが「引用」と言うモノ。
asahi.comに詳しく書いてあったので、引用してみよう。
著作権について asahi.com
こんな感じで、引用元と引用部分を明確にすれば、著作権者に無断で、著作物の一部を使用できると言うのが、引用。
Webでは、引用を表すタグ(<blockquote>〜</blockquote>)があるので、これで囲われた部分は引用と明示して、「出所の明示」のために引用元にリンクを貼れば良いことになる。
1748では、引用部分を解りやすくするために、スタイルシートで色分けもしている。
この引用と言うのはasahi.comの独自の規則ではなくて、著作権法にもハッキリと書かれている。なので「無断引用禁止」って規則を設けても、法に反する規則なので無効と言う事なのか。
著作物を保護する著作権と言うモノがあるのに、何故故に引用と言うのが認められているのかと言うのは、非常に紛らわしいところ。
この理由は、どこで読んだか見たのか忘れたが「文化の発展に寄与するため」なんだとか。優れた著作物を一部拝借することで「次の著作物も更に発展した良いものを作りましょうね。」と言う意図らしい。
ちなみに、このasahi.comのこの「出所の明示」で、日付を表示するように言っているのだが、この「著作権について」のページの日付が解らなかった。asahi.com様、日付だけはご容赦くださいませ。
ところが、さらに紛らわしい事に、こんな文章を見つけた。
著作権法 第三十二条 社団法人 著作権情報センター
・・・何だかよく理解できないけど、一般的には、著作物は引用して利用してイイってこと?
この、2で言っているのは、引用を禁止する事が出来るってことか。特に禁止されてなければ、公共の資料とか報告書に限っては丸写ししてイイよってこと?
なんで法律と言うのはこんなに難しい文章で書くんだ。サルでも解るように書いてくれれば良いのに。
勢いに乗って、他のサイトを見てみる。
著作権について nikkansports.com
nikkansports.comではこのように表記してあるので、ルールを守れば引用してもイイよ、と言う事らしい。
SANSPO.COMなどの産経新聞グループの場合では、解りやすく箇条書きになっていた。
「個人情報の保護」「著作権」「リンク」についての見解
これだけの条件を満たせば、引用は可能と言う事だ。
これは産経新聞グループに限らず、さっきの著作権法を解りやすく説明した、一般的な「引用」の解釈だと思って良さそうだ。
asahi.comの場合と産経の場合の両方を読めば、だいたい一般的な引用と言うのはこう言うモノであると言う事が解る。
沖縄の新聞社2社を見てみると、沖縄タイムスは複写・転載を禁止する旨を表記してあり、琉球新報は禁止する旨を表記した上で、下記の日本新聞協会へリンクが貼られている。
すべてのニュースや新聞系のサイトを調べて回るのは不可能に近いので、いくつものサイトからリンクを貼られている、まとめ的な日本新聞協会。
ネットワーク上の著作権について Pressnet 日本新聞協会
引用してイイのか?
イイんだよな?
この一文を引用したからには「主従の関係」になるように、質・量ともに、とにかく僕の書いた文章が長くならなければならないってことなのか?
必然性があるのは僕としては明確だけど、量はどのくらいから主従の関係になるの?質と言うのは誰が判断するの?
これから問題になりそうなのが、YouTubeなどでテレビや映画の一部を引用と称して自分のサイトやブログに掲載するのは可能かと言うこと。
データの量で主従を判断するのならば、映像データに匹敵する分だけ文章を書くなんてほとんど不可能な事だ。
技術の発展を法律が追いきれないって事は解った。
これからの話でなくても既にネット上では、どこかから写真を拝借してきて、それについて日記を書いたりする事なんかよく見掛ける。これは引用と解釈して良いのだろうか。
更に、これが人物の写っている写真だと「肖像権」なる権利が、ロゴマーク等だと「商標権」なる権利が絡んでくるので、またややこしい。これはまた次の機会に。
結論としては、法律と言うのは、誰かが詳しく解説でもしてくれないと、よく解らないと言う事だけは、よく解った。詳しい人がいたら、解説とか突っ込み歓迎。
著作権について asahi.com
1. 質的にも量的にも、引用する側の本文が「主」、引用部分が「従」という関係にあること。本文に表現したい内容がしっかりとあって、その中に、説明や補強材料として必要な他の著作物を引いてくる、というのが引用です。本文の内容が主体であり、引用された部分はそれと関連性があるものの付随的であるという、質的な意味での主従関係がなければなりません。量的にも、引用部分の方が本文より短いことが必要です。「朝日新聞に次のような記事があった」と書いて、あとはその記事を丸写しにしたものや、記事にごく短いコメントをつけただけのものは引用とはいえません。
2. 引用部分がはっきり区分されていること。引用部分をカギかっこでくくるなど、本文と引用部分が明らかに区別できることが必要です。
3. 「出所の明示」をすること。通常は引用部分の著作者名と作品名を挙げておかなければなりません。asahi.com の場合は、「asahi.com ○○年○月○日」といった表示が必要になります。
こんな感じで、引用元と引用部分を明確にすれば、著作権者に無断で、著作物の一部を使用できると言うのが、引用。
Webでは、引用を表すタグ(<blockquote>〜</blockquote>)があるので、これで囲われた部分は引用と明示して、「出所の明示」のために引用元にリンクを貼れば良いことになる。
1748では、引用部分を解りやすくするために、スタイルシートで色分けもしている。
この引用と言うのはasahi.comの独自の規則ではなくて、著作権法にもハッキリと書かれている。なので「無断引用禁止」って規則を設けても、法に反する規則なので無効と言う事なのか。
著作物を保護する著作権と言うモノがあるのに、何故故に引用と言うのが認められているのかと言うのは、非常に紛らわしいところ。
この理由は、どこで読んだか見たのか忘れたが「文化の発展に寄与するため」なんだとか。優れた著作物を一部拝借することで「次の著作物も更に発展した良いものを作りましょうね。」と言う意図らしい。
ちなみに、このasahi.comのこの「出所の明示」で、日付を表示するように言っているのだが、この「著作権について」のページの日付が解らなかった。asahi.com様、日付だけはご容赦くださいませ。
ところが、さらに紛らわしい事に、こんな文章を見つけた。
著作権法 第三十二条 社団法人 著作権情報センター
第三十二条 公表された著作物は、引用して利用することができる。この場合において、その引用は、公正な慣行に合致するものであり、かつ、報道、批評、研究その他の引用の目的上正当な範囲内で行なわれるものでなければならない。
2 国若しくは地方公共団体の機関、独立行政法人又は地方独立行政法人が一般に周知させることを目的として作成し、その著作の名義の下に公表する広報資料、調査統計資料、報告書その他これらに類する著作物は、説明の材料として新聞紙、雑誌その他の刊行物に転載することができる。ただし、これを禁止する旨の表示がある場合は、この限りでない。
・・・何だかよく理解できないけど、一般的には、著作物は引用して利用してイイってこと?
この、2で言っているのは、引用を禁止する事が出来るってことか。特に禁止されてなければ、公共の資料とか報告書に限っては丸写ししてイイよってこと?
なんで法律と言うのはこんなに難しい文章で書くんだ。サルでも解るように書いてくれれば良いのに。
勢いに乗って、他のサイトを見てみる。
著作権について nikkansports.com
私的使用のための複製、引用を除き、著作権者の許諾なしに無断で複製、翻訳、有線送信、放送、出版、販売、貸与、改変などの行為はできません。
nikkansports.comではこのように表記してあるので、ルールを守れば引用してもイイよ、と言う事らしい。
SANSPO.COMなどの産経新聞グループの場合では、解りやすく箇条書きになっていた。
「個人情報の保護」「著作権」「リンク」についての見解
このほか引用も著作権者の許諾を得ずに利用ができますが、
(1)引用する必然性がある
(2)質量とも自分の書いた記事が「主」で、引用の部分が「従」である
(3)引用部分を必要最小限の分量にとどめる
(4)「著作者人格権」を侵害しないように、著者に不本意な改変をしない
(5)引用部分をカギかっこで囲むなどして自分が書いた文章などと明確に区別する
(6)引用した出所を明確にする
という範囲を超えて著作物を利用すると「無断転載」と判断され、著作権者の許諾が必要になります。
これだけの条件を満たせば、引用は可能と言う事だ。
これは産経新聞グループに限らず、さっきの著作権法を解りやすく説明した、一般的な「引用」の解釈だと思って良さそうだ。
asahi.comの場合と産経の場合の両方を読めば、だいたい一般的な引用と言うのはこう言うモノであると言う事が解る。
沖縄の新聞社2社を見てみると、沖縄タイムスは複写・転載を禁止する旨を表記してあり、琉球新報は禁止する旨を表記した上で、下記の日本新聞協会へリンクが貼られている。
すべてのニュースや新聞系のサイトを調べて回るのは不可能に近いので、いくつものサイトからリンクを貼られている、まとめ的な日本新聞協会。
ネットワーク上の著作権について Pressnet 日本新聞協会
引用して利用する場合には、いろいろな条件を守る必要があります
カギかっこを付け、出所を明示すれば引用になる、と安易に考えていませんか。引用の必然性があることや、質・量とも「主従の関係」でなければならないなどの条件を満たさないと、正しい引用とは言えません。
引用してイイのか?
イイんだよな?
この一文を引用したからには「主従の関係」になるように、質・量ともに、とにかく僕の書いた文章が長くならなければならないってことなのか?
必然性があるのは僕としては明確だけど、量はどのくらいから主従の関係になるの?質と言うのは誰が判断するの?
これから問題になりそうなのが、YouTubeなどでテレビや映画の一部を引用と称して自分のサイトやブログに掲載するのは可能かと言うこと。
データの量で主従を判断するのならば、映像データに匹敵する分だけ文章を書くなんてほとんど不可能な事だ。
技術の発展を法律が追いきれないって事は解った。
これからの話でなくても既にネット上では、どこかから写真を拝借してきて、それについて日記を書いたりする事なんかよく見掛ける。これは引用と解釈して良いのだろうか。
更に、これが人物の写っている写真だと「肖像権」なる権利が、ロゴマーク等だと「商標権」なる権利が絡んでくるので、またややこしい。これはまた次の機会に。
結論としては、法律と言うのは、誰かが詳しく解説でもしてくれないと、よく解らないと言う事だけは、よく解った。詳しい人がいたら、解説とか突っ込み歓迎。
Posted by くさの│2006年09月18日