18-55mmF3.5-5.6

くさの

2008年07月16日 10:08

 D40レンズキットを買うともれなく付いてくる標準ズーム、正式名称はAF-S DX Zoom-Nikkor ED 18-55mm F3.5-5.6G II
。ちなみに、D50レンズキットの時にはAF-S DX Zoom-Nikkor ED 18-55mm F3.5-5.6Gで、D40レンズキットになってAF-S DX Zoom-Nikkor ED 18-55mm F3.5-5.6G IIになったんだったハズ。II型になってデザイン以外にどこが変わったのかはよく知らない。

 長過ぎて変なところで改行してしまうのが美しくないが、レンズキットだとボディーとの差額を考えると1万円はしないハズで、単体でもずいぶん安く売っているお得なレンズ。

 そんな値段だし、F3.5-5.6と暗いので、最初は見向きもしなかったのだけど、これが相当に評判の良いレンズで、値段以上によく写るらしい。

 そんな評判を目にするようになってから少しして、運良く中古が激安で売っていたので、思わず購入。本来は別売りのフードも付いていたので、かなり得した気分。

 このレンズ、室内撮影なんかをすると少々柱が歪んだりするのと、F3.5-5.6と言う暗さに目を瞑れば、使い勝手の良い焦点距離をカバーするし、一昔前のマクロレンズ並に寄れるし、ボケ味を含めた写りだって相当にいい。

 フィルム時代のレンズは28-70mmとか持っていたけど、デジタル用の標準ズームはこれが初めて。

 師匠にも見せびらかして自慢したのだが、ウン十万円のレンズを持っているし、暗いし、あまりの小ささとチャチさに興味を示さなかった。

 その後師匠の買ったD40も、レンズキットなのでこのレンズが付いてきて、レンズ制限のおかげで使い始めることに。

 ぼくが「18-55の標準ズームは便利ですよ!」と強く主張したのに興味を持たなかったのに、手に入れてからは、えらい気に入りようで。今までは標準ズームがわりに17-35mmF2.8を付けていたD300にまで、時々付けて使っている。

 湾曲の目立たない場面で、少し絞って使えば、17-35mmF2.8と大して変わらない写りだし、望遠が足りない時なんかには、むしろ有利だったりする。

 

 スタジオ撮影のときの装備はこんな感じで、ワイヤレスシンクロを付ける。

 ぼくは滅多に同行しないけど、取材のときは不釣り合いな程に大きなSB-80DXを付けて、バウンス撮影をしている模様。

 
 とか何とか言っても、どのくらい写るのか証明するために、作例も少々。

 

 後ろのボケが少々二線ボケの傾向だけどこのキビシい条件の割にはそんなに酷くないし、前ボケはなかなか。1万円もしないレンズでこれだけ写れば上出来。ちなみにボディーはFinepixS2pro。

 

 こっちはなだらかなボケ味。最短撮影距離まではまだまだ余裕がある。ボディーはD40なので感度は1600まで上げた。

 どっちもRAWで撮影してホワイトバランスなんかはずいぶんいじってるけど、このくらい写るなら充分満足。レンズキットの暗いレンズも馬鹿にできないもんだ。
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