2008終戦

くさの

2008年12月12日 14:56

 当事者にとっては胃の痛くなる思いだけど、関係ないチームのサポーターからすると、こんなにおもしろい試合はない、入れ替え戦。

 沖縄もずいぶんと寒くなってきたので、煮込みラーメンのキムチ味にビールにワインまで用意。残留争いの苦悩は知っているけれども、今回は高みの見物で楽しもうと、万全の体制での観戦。

 この第一戦目の前半まではホーム仙台の思惑通りに行ったのに、後半早々に磐田が追い付いて、1-1のドロー。アウェーゴールを奪っての引き分けなのだから、磐田有利。これは久しぶりに、入れ替え戦でJ1側の勝利が見られるかも。

 いやまて、アウェーゴールを奪って引き分け、有利な状況で迎えたホームでの第二戦目に、ダメ押しとも言えそうな先制点まで挙げたのに、無惨に敗退してしまった光景を、そう遠くない過去に目の当たりにしたような・・・。

 これで有利になったと思ったら大変。磐田の皆さん、油断禁物ですよ。

 それからやっぱり、期待を大きく裏切るような結果に終わってしまった今シーズンの事は忘れてはいけない。


 何つうか、ラストの数試合は一気に転げ落ちたと言う感じで、リーグは7位、久々に無冠でシーズンを終えた。

 最終戦の相手は残留を決めた横浜Fマリノスだけに、そこそこ良い試合が見られるのではないかと言う期待もあったのだが、こっちも優勝やらACL出場圏内やら色んなモノの可能性が無くなって、予想以上にボロボロだった模様。

 試合前のスタジアムの様子を見てやっぱりレッズサポで良かったと気を取り直し、試合中はだんだんと滅入ってきて悲しくなり、試合直後には怒りが頂点に達しそうになるが、岡野と内舘を見てまた来年もがんばろうと思い直した。

 しかし、何万人もからのブーイングを受けながら挨拶をしないといけなとは、社長と言うのも辛い仕事だ。

 ゲルトもあの挨拶を見ていると、急遽監督に就任してからは本当に一生懸命にやって、こう言う結果になってしまったことを相当に悔やんでいるのだろう。

 岡野と内舘の挨拶に涙し、そう言えば今年は岡野のタオマフを買っていたことを思い出す。最後になってしまった30番のタオマフは大切にしなくては。あと、岡野の在籍は「約12〜3年」で正しいと思われるのだが。

 岡野のここまでの通算成績は、国内409試合52得点、国際試合7試合0得点、日本代表25試合2得点。思ったよりも多いような少ないような。特筆すべきは、代表2得点のうち1得点が、忘れることも出来ないあれ。

 今は移籍先を探しているところで、来年以降も出場記録は伸びる可能性はあるのだが、もし500試合と言う引退試合の規定に届かなくても、日本人のホトンドが知っているであろうあのゴールを決めた選手なのだから、引退する時には特別にやってあげるべきじゃないだろうか?

 サッカーには色んな思い出があるが、ぼくにとては思い出して無条件で目が潤んでくる思い出のひとつが、あのゴール。あのころの代表は楽しかったな。

 思い出しただけでも目が潤んできそうな思い出を、ついでにあと幾つか挙げてみると、「1999年J1最終節のWe are REDS!!」とか「2004年のGET GOAL FUKUDA !!」とか「澄み切った秋の日差しにに眩しく輝く赤と・・・(後略)」とか。

 こう言うことを思い出しながら、新監督を迎えて新しい体制で迎える来シーズンへの期待を想像しながら、オフシーズンを過ごそう。

 その前に入れ替え戦の第二戦が楽しめるか。
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