Nikon D90
まだかまだかと言われてきた、D80の後継機、D90がついに発表。
D80もぜんぜん良いカメラなんだけど、その後次々と発表される機種を見ていると、やはり何となく物足りなさも感じるもの。D300が発売から少し落ち着いてくると、D200とD80の関係のように、D300に近い性能でぐっと安くなったD90への期待が膨らんでいた。
で、そのD90。
見た目はD80とあまり変わらず、同じくらいの大きさと重さで、D80と同じマルチパワーバッテリーパックMB-D80も使える。ついでに、電池も最近のこのクラス共通のEN-EL3e。
ざっと中身を見て行くと・・・有効画素数1230万画素のCMOS、拡張時最高ISO6400、センサークリーニング機能、アクティブDライティング、3Dトラッキング、3型液晶モニタなどがD300と同等な部分で、約96%・約0.94倍のペンタプリズム使用ファインダー、11点測距AF、SDHCカード対応などがD80と同等、連写能力はD80の約3コマ/秒から約4.5コマ/秒にアップ。
何度もうるさいくらいに書いていて、非常に残念なのは、相変わらず小さいサイズのRAW記録ができない事。
だいたい1200万画素もあって何に使うの?4.5コマ/秒でポスター撮影でもすんのか?データが重過ぎるのを何とかするために、操作性に不満がありつつも、D40で仕事することもあるんだから。600万画素でも多過ぎるような仕事が山のようにあるんだから、いい加減に画素数を減らして欲しい。
キヤノンはそのあたりで迷走しているのか、1500万画素のEOS50Dで、約700万画素と約380万画素のRAW記録を付けてきた。中級機なんだから、ポスターにする訳でもないし、最初から700万画素でいいじゃん。
それはともかくD90は、D80のボディーを少々改良しつつ、D300の中身を詰め込んだような感じ・・・とここまではだいたい予想通りだったのだが、D300よりも後発故に、いくつか新機能も盛り込まれてきた。
D80もぜんぜん良いカメラなんだけど、その後次々と発表される機種を見ていると、やはり何となく物足りなさも感じるもの。D300が発売から少し落ち着いてくると、D200とD80の関係のように、D300に近い性能でぐっと安くなったD90への期待が膨らんでいた。
で、そのD90。
見た目はD80とあまり変わらず、同じくらいの大きさと重さで、D80と同じマルチパワーバッテリーパックMB-D80も使える。ついでに、電池も最近のこのクラス共通のEN-EL3e。
ざっと中身を見て行くと・・・有効画素数1230万画素のCMOS、拡張時最高ISO6400、センサークリーニング機能、アクティブDライティング、3Dトラッキング、3型液晶モニタなどがD300と同等な部分で、約96%・約0.94倍のペンタプリズム使用ファインダー、11点測距AF、SDHCカード対応などがD80と同等、連写能力はD80の約3コマ/秒から約4.5コマ/秒にアップ。
何度もうるさいくらいに書いていて、非常に残念なのは、相変わらず小さいサイズのRAW記録ができない事。
だいたい1200万画素もあって何に使うの?4.5コマ/秒でポスター撮影でもすんのか?データが重過ぎるのを何とかするために、操作性に不満がありつつも、D40で仕事することもあるんだから。600万画素でも多過ぎるような仕事が山のようにあるんだから、いい加減に画素数を減らして欲しい。
キヤノンはそのあたりで迷走しているのか、1500万画素のEOS50Dで、約700万画素と約380万画素のRAW記録を付けてきた。中級機なんだから、ポスターにする訳でもないし、最初から700万画素でいいじゃん。
それはともかくD90は、D80のボディーを少々改良しつつ、D300の中身を詰め込んだような感じ・・・とここまではだいたい予想通りだったのだが、D300よりも後発故に、いくつか新機能も盛り込まれてきた。
最大の特徴が、デジタル一眼レフとしては恐らく史上初のムービー撮影機能。
さすがにムービーを撮るためのカメラではないので、いろいろ制限事項があって、 オートフォーカスは動作せず、測光モードはマルチパターン測光に固定。
ライブビュー機能の応用のような形で動画を撮影しているのだから、コントラスト方式でオートフォーカスも動かせない事はなさそうなんだけど、そこまでの処理能力がなかったのかも。測光がマルチパターン固定と言うのはともかく、露出モードとか露出補正とかはどうなるんだろう?
それから、撮影時間も最大サイズ1280×720(720P相当)では約5分、そのほかは640×424、320×216では約20分の制限があって、音声もモノラルのみとなる。
ぼくの場合ムービーなんて、思い出したように、それこそ年に何回かしか撮らないんだけど、ニコンのレンズシステムをほとんど使ってムービーが撮れるってメリットは意外と大きいのかも。
ビデオカメラと比べると撮影時間はちょっと短いような気がするが、8ミリフィルムなんか、フィルム1本で撮れるのが3分くらいだったはず。それを知った時には、あまりにも短くて驚いた。けども、映画なんかのワンカットを撮るには3分もあれば充分で、あとで編集して繋ぎ合わせるので、当時はこのくらいで映画なんか撮ってたんだとか。
DXフォーマットだから、FXフォーマットほどのボケはないけど、それでも明るい単焦点レンズなんかを付ければ、家庭用のビデオカメラなんかでは不可能だった浅いピントでの撮影ができる。マニュアルフォーカスで、手前の人物から奥の人物にピントの位置が動いて行くような場面が撮影できる訳だ。
そんな事を想像していると、このD90のムービー撮影機能は、ビデオカメラのかわりに子供が走り回ってるのを延々と写したりするファミリーユースよりも、編集前提でカットなんかを考えた玄人に受けそうな気がする。
それから、最近のカメラと言うのはカメラ内画像編集機能がずいぶん多彩になっていて、D90では、傾き補正、ゆがみ補正、魚眼効果が新たに追加された。
魚眼効果はほぼお遊び機能として楽しめそうだが、慌てて撮影した時なんかに助かりそうな傾き補正、レンズの収差によるゆがみを補正するゆがみ補正は実用的かも。特にレンズ情報を元にオートで補正することもできると言うので、効果の程を確かめてみたい。
けど、この辺りはRAWで撮影してLightroomで開いても意味がないんだろうな。CaptureNXもD300の時のがスタジオのMacには入ってるけど、操作性にイマイチ馴染めなかったし、今更乗り換えられないくらいLightroom使い込んでるし。もしD90を導入しても、JPEGで遊ぶくらいにしか使えなさそうだ。
で、気になるお値段はボディーのみが11万円台、18-55のレンズキットが13万円ちょい、18-105のレンズキット17万円台、18-200のレンズキット」が21万円台くらいになりそう。
気が付くとレンズキットは全部、絞りリングのないGタイプ、手ブレ補正内蔵のVRタイプになっている。一番使い勝手の良さそうな18-70も手ブレ補正が入っていないからか、キットの設定からなくなっている。
もうひとつ、D90アニバーサリーキットなるモノがあって、D90、AF-S NIKKOR 18-105mm F3.5-5.6 G ED VR、SB-400、限定ストラップがセット。17万円台。
18-105レンズキットと同じくらいの値段でSB-400とストラップが付いてくるからお買い得なんだが、これを買おうと思っても値段が下がるまで待っていると売り切れそうなところが、何とも悩ましい。
ちなみに、これはニッコールレンズ発売75周年とニコンカメラ60周年を記念した記念製品だそうで。ニコンって元々レンズ屋で、キヤノンがカメラ屋だったんだよね。評価が逆転しているような気もするけど。
ともかく、D300使いの師匠はD700とEOS5Dの後継機に夢中なので、ウチのスタジオにD90が来る可能性は低そうだ。
さすがにムービーを撮るためのカメラではないので、いろいろ制限事項があって、 オートフォーカスは動作せず、測光モードはマルチパターン測光に固定。
ライブビュー機能の応用のような形で動画を撮影しているのだから、コントラスト方式でオートフォーカスも動かせない事はなさそうなんだけど、そこまでの処理能力がなかったのかも。測光がマルチパターン固定と言うのはともかく、露出モードとか露出補正とかはどうなるんだろう?
それから、撮影時間も最大サイズ1280×720(720P相当)では約5分、そのほかは640×424、320×216では約20分の制限があって、音声もモノラルのみとなる。
ぼくの場合ムービーなんて、思い出したように、それこそ年に何回かしか撮らないんだけど、ニコンのレンズシステムをほとんど使ってムービーが撮れるってメリットは意外と大きいのかも。
ビデオカメラと比べると撮影時間はちょっと短いような気がするが、8ミリフィルムなんか、フィルム1本で撮れるのが3分くらいだったはず。それを知った時には、あまりにも短くて驚いた。けども、映画なんかのワンカットを撮るには3分もあれば充分で、あとで編集して繋ぎ合わせるので、当時はこのくらいで映画なんか撮ってたんだとか。
DXフォーマットだから、FXフォーマットほどのボケはないけど、それでも明るい単焦点レンズなんかを付ければ、家庭用のビデオカメラなんかでは不可能だった浅いピントでの撮影ができる。マニュアルフォーカスで、手前の人物から奥の人物にピントの位置が動いて行くような場面が撮影できる訳だ。
そんな事を想像していると、このD90のムービー撮影機能は、ビデオカメラのかわりに子供が走り回ってるのを延々と写したりするファミリーユースよりも、編集前提でカットなんかを考えた玄人に受けそうな気がする。
それから、最近のカメラと言うのはカメラ内画像編集機能がずいぶん多彩になっていて、D90では、傾き補正、ゆがみ補正、魚眼効果が新たに追加された。
魚眼効果はほぼお遊び機能として楽しめそうだが、慌てて撮影した時なんかに助かりそうな傾き補正、レンズの収差によるゆがみを補正するゆがみ補正は実用的かも。特にレンズ情報を元にオートで補正することもできると言うので、効果の程を確かめてみたい。
けど、この辺りはRAWで撮影してLightroomで開いても意味がないんだろうな。CaptureNXもD300の時のがスタジオのMacには入ってるけど、操作性にイマイチ馴染めなかったし、今更乗り換えられないくらいLightroom使い込んでるし。もしD90を導入しても、JPEGで遊ぶくらいにしか使えなさそうだ。
で、気になるお値段はボディーのみが11万円台、18-55のレンズキットが13万円ちょい、18-105のレンズキット17万円台、18-200のレンズキット」が21万円台くらいになりそう。
気が付くとレンズキットは全部、絞りリングのないGタイプ、手ブレ補正内蔵のVRタイプになっている。一番使い勝手の良さそうな18-70も手ブレ補正が入っていないからか、キットの設定からなくなっている。
もうひとつ、D90アニバーサリーキットなるモノがあって、D90、AF-S NIKKOR 18-105mm F3.5-5.6 G ED VR、SB-400、限定ストラップがセット。17万円台。
18-105レンズキットと同じくらいの値段でSB-400とストラップが付いてくるからお買い得なんだが、これを買おうと思っても値段が下がるまで待っていると売り切れそうなところが、何とも悩ましい。
ちなみに、これはニッコールレンズ発売75周年とニコンカメラ60周年を記念した記念製品だそうで。ニコンって元々レンズ屋で、キヤノンがカメラ屋だったんだよね。評価が逆転しているような気もするけど。
ともかく、D300使いの師匠はD700とEOS5Dの後継機に夢中なので、ウチのスタジオにD90が来る可能性は低そうだ。
Posted by くさの│2008年08月30日
この記事へのコメント
へぇ、フルサイズ(?)の18-105が出たんだ。なんやかんやいってもVRの効き目は実感してしまったので手放せない。でも、D300もボディーのみで20万円強でしょう、やっぱりD300に流れるかなぁ。
ちなみにツァイス・ブランドのハッセル用マクロ・プラナー120mm f:4が出て咽から手が出るほど欲しいです。値段もハッセル純正と、そう変わらないし。
…といっても40万円もするレンズ、買えるのか? 売れるものはハッセル本体くらい。でも、交換レンズのないハッセルなんて、ローライとおんなじだぁ。
ちなみにツァイス・ブランドのハッセル用マクロ・プラナー120mm f:4が出て咽から手が出るほど欲しいです。値段もハッセル純正と、そう変わらないし。
…といっても40万円もするレンズ、買えるのか? 売れるものはハッセル本体くらい。でも、交換レンズのないハッセルなんて、ローライとおんなじだぁ。
Posted by 魚籃坂 at 2008年08月31日 19:10