とんこつ じゃん 本店

くさの

2008年11月25日 08:57

 最近よく名前を聞くようになった、とんこつラーメンのじゃん。

 以前西原にもあったのを見掛けたが、そちらは無くなってしまったようで、今は1周年を迎える曙の方が本店となったらしい。

 とんこつラーメンと聞いたら行かねばならないし、スタンプラリーもあるし、とある日曜日に時間を作って突撃。

 駐車場があるらしいのだが店の周りをいくら回っても見付からず、店に入って聞いてみると、店の横の道を入った奥の大きな駐車場の一角がここの駐車場になっていた。これは何とも解りにくい。

 けっこう混雑していたが、いくつか空席があったので、すんなりと席に落ち着く。

 基本的にとんこつラーメンなので、注文するメニューで迷うのは、何をトッピングするか。ここはひとつ、基本の「らーめん」にしようかと思ったが、一口ぎょうざ3コが付いたぎょうざセットで。

 日曜日の昼時で混雑していたので、ラーメン屋にしては少し待ったかなと言うくらいで、まずはラーメンが出てきた。

 

 単品だと650円のらーめん。

 味玉は沈んでしまって見えないけど半分に切られたのが2切れあって丸々1個分、キクラゲとネギもタップリ、これまたスープに沈んでしまって良く見えないけどチャーシューもかなりでかい。さらに海苔が一枚。

 本来のとんこつラーメンと言うのは具は少なめでシンプルなものだけど、これだけ具沢山でこのお値段ならお得だなと思ってしまう。

 スープはかなり濃厚コッテリでぼく好み。麺も細麺でなかなかイケル。

 あくまで超濃厚コッテリに細くて固い麺が大好きなぼくの主観だと、具のシンプルな風雲の方が一見すると本場のとんこつラーメンっぽいのだが、スープがアッサリし過ぎて物足りなさを感じる。逆にじゃんの方は、一見具がたくさん乗って昔ながらのとんこつラーメンと言う感じには見えないのだが、濃厚コッテリスープはこちらの方が断然良い。

 けっこう良い感じの細麺は、たぶん同じモノをつかているんじゃないかな。

 風雲の500円に対して、どんぶりもやや大きくこれだけ具沢山のラーメンを650円で出しているのだから、ずいぶんがんばっているし、ぼくはこちらに軍配を上げたい。

 さらにぼくの好みを押し通すのならもっと具は少なくていいので、味玉はトッピングとして別に注文、キクラゲも半分か1/4くらいにして、そのぶんだけ値段も下がってくれれば最高。

 それだったら、速攻で麺をむさぼり食って替え玉を2回くらいしちゃうので、少なくともぼくの場合は客単価が下がる心配はない。

 
 

 テーブルの上には、紅ショウガと辛子高菜の入った壷が並ぶ。最初からこれだけ具沢山のラーメンを出しているのに、サービスが良過ぎな気もする。

 紅ショウガは絶対的に必要だが、辛子高菜は具のシンプルなとんこつラーメンで替え玉をして味の薄くなってきた時に入れてこそ引き立つモノ。

 是非とも、もっと具を減らしたラーメンを用意して欲しい。「同じ値段で良いから、味玉とキクラゲは要りません」なんて言わないよ絶対。

 ちなみに味玉やキクラゲが嫌いなんじゃなくて、むしろ好き。だけど、とんこつラーメンの具はあり余るほどにたくさん入っているのではなくて、むしろ物足りないくらいが好み。

 そのくらいの方が、何も考えずにおいしい麺とスープを勢い良くむさぼり食えるし、辛子高菜なんかを入れて味の変化も楽しめる。

 と理屈を付けてみたが、要するに福岡で子供のころから慣れ親しんでいたラーメンというのはそう言うモノだったのだ。

 

 その他、ゴマのスリオロシ機とコショウ、そして多数のブタが鎮座。

 数多くなってきたとんこつラーメン店では、すっかりゴマのスリオロシ機を置くのが定着してきたようで、うれしいことだ。

 

 ラーメンをむさぼり食っているところに出てきたギョウザ。ギョウザのタレやラー油がないと思ったら、小皿まで一式入ったカゴがギョウザと一緒に出てきた。

 火傷しそうなほどに熱々で、これもなかなかウマイ。

 

 アッと言う間に麺を食べ尽くして、替え玉を注文。

 これが昼時のあまりの混雑のせいかえらく出てくるのが遅く、再度要求してからやっと出てくる有様だったのは残念。スープがすっかり冷めてしまった。

 厨房の近くの席だったので見ていると、店長らしき人以外はえらく若いバイト生のようなのばかりの様子。

 店長以下みんながんばっているのだが、絶対的に能力が追い付かずに混乱しているらしい。例えるのならば、J1にいた時の甲府みたいな感じか。

 とんこつラーメンとしては沖縄最高峰にうまいので、何とかがんばって店を切り盛りして行って欲しい。

 これで店がスムーズに運営されて、このスープと麺で、しつこく言うが具のシンプルなラーメンを出してくれたら、個人的には全力で沖縄最強と認定する。

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